私の好きな食べ物の一つに餃子があります。
昔はそんなに好きではなかったけど、大人になって好きになったものの一つに餃子がありました。倉敷にもおいしい餃子屋さんがあってよく行ってました。
幼い頃食べていたのは、母がよく安売りで買ってくるチルドの餃子でした。皮が薄くて小さくて、ニンニクの偽物のような臭いがするのでまぁ、仕方なく食べていたような気がします。
しかし、大人になって、餃子専門店で食べる機会があり、そこから大好きな食べ物になりました。
私の餃子の歴史を変えたのは、代々木にあった餃子やさんです。
餃子と言うより点心といった方がいいかもしれない、まるっとしたルックス。
食べると肉汁が飛び出すほどジューシー、そしてアツアツでモチモチの厚めの皮の餃子を初めて食べた時、本当にびっくりしました。
そして、一緒に飲むビールと、ザーサイのおいしい事といったら
この世の終わり、もしくは自分の最後の晩餐にはここの餃子がいいと思えるほど大好きになり、かなりの頻度で通う事になります。
しかし、結婚を機に地方へ行くことになり、あの代々木のおいしい餃子を食べる機会はなくなってしまいました。
でも、どうしてもあの餃子を食べたいという事で、自分なりに研究し、モチモチでジューシーな餃子を作れるようになったのです。
やはり、ポイントは皮にありました。
ジューシーな肉汁たっぷりにするためには、あんのなかに大量のスープをいれます。
このスープを限界まで入れると、市販の皮だと破れてしまうのです。
あんにゼラチンを入れる方もいますがあの肉汁に薄目の皮ではバランスが悪いので、私は皮も手作りしています。
均等な餃子にするために、1つずつ皮の重さを計り、それを伸ばしていきます。
そこまでしないと私が求めている餃子にはなりませんでした。
時間も手間もかかりますが、代々木にいかなくても、自分の納得がいく餃子が食べられて本当に幸せです。
こんな日記を書いていたら、餃子が食べたくなったので明日は餃子にします。